パソコンの寿命を知る！買い替えの目安と判断基準

1．パソコンの寿命だと判断する基準

一般的なパソコンの寿命は約5年と言われていますが、次の様な現象が見られる場合はパソコンの寿命が短くなっている可能性が高いです。

1-1．動作が遅く、頻繁にクラッシュやフリーズする

パソコンのアプリケーションの起動や処理速度が明らかに遅くなったり、頻繁にクラッシュやフリーズする場合、ハードウェアに問題が発生している可能性があります。
また、古くなったハードウェアが新しいソフトウェアに対応できなくなった結果、同様の症状が生じることがあります。

1-2．異音や画面の不良

ファンやハードディスクから異音が発生したり、ディスプレイの表示が乱れたり、画面が表示されないといった異常が生じる場合は、パソコンの寿命が近づいている兆候です。

1-3．新しいソフトウェアやアプリケーションに対応できない

旧型のパソコンに新しいバージョンのソフトウェアやアプリケーションを導入した場合、ハードウェアが最新の技術に適応できないため、パソコンの動作が遅くなって使えなくなる原因に繋がります。

2-1．パソコンの性能が追いつかない

前述したパソコンの寿命の他にも、使用しているパソコンが最新のアプリケーションやプログラムに対応できていない場合は、パソコンの買い替えを検討しましょう。
例えば、コンピュータの頭脳で速度処理を司るCPU（グラフィックスプロセッシングユニット）の性能が低い場合、高速な処理が求められるグラフィックス関連の作業やゲームが遅れたり、正常に表示されなくなります。
また、データの保存場所であるストレージの容量が不足してくると、新しいソフトウェアのインストールや、ファイルデータの保存が難しくなることがあります。

2-2．Windows OSのサポート終了

Windowsは定期的なサポートとアップデートを行っており、Windows OS（以下OS）が古くなると最新のOSへアップデートを要求されます。
サポートが終了した古いOSをそのまま使い続けると、セキュリティの脆弱性が修正されなくなり、ウィルス感染や不正アクセスなどの攻撃を受けやすくなります。
新しいOSへのアップグレードするには、それに見合ったパソコンの性能指標が求められ、満たない場合は買い替えが必要となります。

しかし、新しいパソコンの購入には費用もかかります。できる限りパソコンを長く使い続けるための簡単な秘策を紹介します。

3-1．しっかり冷却する

パソコンは長時間使用すると発熱します。正しく冷却されないと、熱によって部品が消耗する原因となります。
冷却ファンや通気口をきれいに保ち、適切な場所で使用しましょう。特に夏は例年酷暑が続いていますので、日当たりや換気にも注意しましょう。

3-2．不要なデータの整理

デスクトップやダウンロードフォルダに溜まった不要なファイルやアプリケーションを整理することで、パソコンの容量を軽くすることができます。
特にごみ箱は不要なファイルが溜まりやすいので、忘れずに削除しましょう。
また、外付けハードディスクやクラウドサービスなどを利用してバックアップを取りつつ、必要のないデータを定期的に削除して、パソコン容量の効率を高めましょう。

3-3．アップデートの実施

定期的にOSやアプリケーションをアップデートして、パソコンのセキュリティや追加機能を最新の状態に保ちましょう。

使用しているパソコンに頻繁に故障やトラブルが発生する場合、修理金額がコスト面で合理的かどうか判断し、作業の遅延を考慮した上で、早い段階でパソコンの買い替えを検討することが得策です。