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ホームページのバリアフリー・ユニバーサルデザイン

ホームページのバリアフリー・ユニバーサルデザイン

ホームページのバリアフリー・ユニバーサルデザインについて、私たちの考えをまとめました。




1.ホームページのバリアフリー化とは

駅や公共施設において、エレベータやスロープ、点字ブロックなどが設置されているのはご存知でしょうか?
車いすの方や、視覚障害のある方が安全に利用するためには欠かせない設備ですよね。

点字ブロックの上を歩く人

ホームページにおいては、情報が正しく伝わることが求められます。
子どもから高齢者まで、また健常者だけでなく障がい者もが知覚し,理解し,操作できること。
すなわち「誰でも、見ればわかる」という状態であること。
それがホームページに求められるバリアフリーです。
※Webアクセシビリティとも言います。

情報を正しく伝えるために必要な要素は様々ですが、次の3点を基本におさえます。
・文章がわかりやすいこと
・読みやすいレイアウト(文字の大きさや文字数、余白の幅)
・写真やイラスト等を用いる(最近は動画も人気です)




2.読み上げ機能への対応

視覚障害の方はどのようにホームページを閲覧するのか、ご存知でしょうか?
パソコンやスマートフォンには、基本的に「スクリーンリーダー」という読み上げ機能が入っています。
それを使って、検索結果から目当てのホームページを探し出したり、ホームページの文章の読み上げたりします。
(画像は「画像代替テキスト」を読み上げ、何の画像が入っているのか伝えてくれます)

スクリーンリーダーを使う人

パソコンやスマートフォンに搭載された読み上げ機能を有効に活用できるように、次の2点に配慮します。
・文字を画像化しない
・PDFではなく、htmlでテキストを入力する。




3.外国語への対応

すべての人に情報を正しく伝えるというのは、外国人に向けても言えることです。
トラブルを避けるため・気持ちよく利用してもらうためには、その人が使う言語で情報提供することが重要です。
海外向けのホームページや、空港や観光地、またその近隣の飲食店や宿泊施設など、外国人が多く訪れるホームページでは、翻訳したページを作ることもバリアフリーの一環といえます。

外国人

また、Webブラウザーのひとつ、Google chrome(グーグルクローム)には、外国語のページを自動的に翻訳する機能があります。
サイト自体が外国語に対応していなかったとしても、機械翻訳によって概要をつかむことは可能です。
※ただし高精度でないことはご了承ください。



4.ユニバーサルデザイン

見る人にとって負担がなく、見やすさから理解しやすさまで配慮したデザインのことを、ユニバーサルデザインといいます。
ホームページ内のコンテンツの多くは文字ですから、特に文字の見やすさが重要です。
書体や文字間・行間の余白など、細かい設定を行うことで、可読性が向上します。

パソコンを見るおじいさん

ほかにも、色の見分けやすさも重要なポイントです。
人によっては「識別しやすい色・むずかしい色」があり、その原因は加齢や色覚多様性を持つ方などさまざまですが、以下3点に配慮することで、より多くの人が見やすいと感じるホームページになります。
・全体的に色数は少なくする
・重要な箇所には判別しやすい色(黒・青・茶色)を優先する
・文字色と背景色は、近い色を使わない


色相環の一般的な見え方・色弱者の見え方
※見え方には個人差があります



5.求められるもの・求められないもの

ホームページの制作における標準規格、JIS X 8341というものがあります。(8341は「やさしい」の語呂合わせ)
高齢者や障害のある人を含む全ての利用者が、使用している端末、ウェブブラウザ、支援技術などに関係なく利用できるようにするための基準が定められています。

しかし、そのガイドラインの中で以下のように注意点が述べられています。

「利用者は、多くの場合、音声読み上げソフトや文字拡大ソフトなど、自分がホームページ等を利用するために必要な支援機能を、自身のパソコン等にインストールし必要な設定を行った上で、その支援機能を活用して様々なホームページ等にアクセスしています。
つまり、ホームページ等の提供者に求められるアクセシビリティ対応とは、ホームページ等においてそのような支援機能を提供することではなく、ホームページ等の個々のページを JIS X 8341-3:2016 の要件に則り作成し提供することにより、利用者がそのページを閲覧できるようにすることです。
したがって、各団体の提供する個々のページにおいて JIS X 8341-3:2016 に基づきウェブアクセシビリティを確保することが最優先となり、高齢者や障害者向けに特別な支援機能を提供することは、JIS X 8341-3:2016 に基づきウェブアクセシビリティを確保した上での付加的なサービスと位置づけられます。」(引用)


つまり、誰かのために特別な機能を追加する必要はなく、わかりやすく・安全で・操作性の高いホームページであればよいということです。
ホームページのバリアフリー化という言い方のため勘違いしてしまいがちですが、何か特別なことが必要というわけではないのです。



6.おわりに

今回ご紹介したことは、一般的な配慮の一例です。
バリアフリーなホームページは、善良で、多くの人にとって信頼と安心感をもたらしますが、実際は見て欲しい人が誰か、またどんな成果をもたらすことを期待するかが一番重要なことであり、そちらを優先した上での対応となります。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。